シドケは山菜の王様という話になったので、ちょっと調べてみました。
雪国の山菜図鑑INDEX | ||||
緑黄野菜の乏しい雪国にとって、山菜は、なくてはならない貴重な食料である。秋田の伝統的な山菜料理は、おふくろの味とも言われ、保存の仕方、戻し方、食べ方に工夫を凝らした利用法が伝承されている。
雪国の山菜図鑑では、秋田を代表する山菜の見分け方、採り方、簡単な料理法を紹介する。雪国秋田の森の豊かさ、大切さ、田舎の味に代表されるスローフードを見直すキッカケになれば幸いである。 |
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▲白神山地のブナ林 | ▲和賀山塊日本一のブナ | |||
雪国・秋田は、ブナ帯に位置している。ブナ帯の山菜は、種類も量も比較にならぬほど豊富で、多彩な調理法が伝承されている。早春、山の木々が一斉に芽を吹き、緑の衣をつけはじめる。あたり一面が若緑になると、山は、コダシを下げた山菜採りでにぎわう。 | ||||
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「花っこ咲けば/山のもの採りに行くどで/ 奥山さ二里も歩たなぁ/ アイコにシドケ、荷縄でまろって/いっぺ採たもんだ/ 重でがったどもおもしれがった」 ・・・「あきた郷味風土記」(秋田県農山漁村生活研究グループ協議会)より昔は、長い冬を越すために、ワラビ、フキなどの山菜用の漬物桶、キノコ類の漬物桶、ハタハタずしやマスの飯いずし、野菜の漬物桶など、大小さまざまな桶が土蔵や水屋に隣接した漬物小屋に並んでいた。 |
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タラノ芽(タラノキ) | |
林道沿いや伐採跡地に多い。木の芽では、コシアブラの若芽も有名だが、秋田ではほとんど食べない。ハカマを取り除き、生のまま天ぷらに。その他は、軽く茹でてからおひたしや和え物などに。 |