毎月一定額の支払いで済むリボルビング払い。ついつい便利だからと
使ってしまいがちですが、気軽に使っていると半年、一年後に、あれっ?と、
返済額がたまりたまってかなりの金額になっていることに気がつくことになります。
明細を見ると、10万円ちょっとだったものが20万円になり、その
数ヶ月後には、いつのまにやら30万円と、毎月ちょっとずつの返済だから
まぁいいかと油断していたら、どんどん返済額が加速度的に増加していく
ことになります。はい、リボ地獄のスタートです。
なんとなくわかっているよーで、ぜんぜんわかってなかったわけです。
一番怖いのは、やはり利息の高さでしょうか。楽天カードの場合で、18%。
安くても15%ぐらいでしょうか。
では、リボ払いを利用すると実際にどれくらいの手数料を支払うことになるのでしょうか。
JCBがホームページで公開している「ショッピングリボ払いのシミュレーション」を利用し、以下の条件で試算してみました。
- 利用日:2015年4月1日
- 利用額:20万円
- 手数料率(実質年率):15%
- 月々の支払額:5,000円
- 支払いコース:定額コース
この場合、月々の負担は下記のように推移していきます。
支払回数 | 支払日 | 月々の支払額 | 手数料 | 月々の負担額 (月々の支払額+手数料) |
利用残高 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 2015/5/10 | 5,000円 | 2,054円 | 7,054円 | 19万5000円 |
2 | 2015/6/10 | 5,000円 | 2,484円 | 7,484円 | 19万円 |
3 | 2015/7/10 | 5,000円 | 2,342円 | 7,362円 | 18万5000円 |
4 | 2015/8/10 | 5,000円 | 2,356円 | 7,356円 | 18万円 |
5 | 2015/9/10 | 5,000円 | 2,293円 | 7,293円 | 17万5000円 |
… | … | ||||
38 | 2018/6/10 | 5,000円 | 191円 | 5,191円 | 1万円 |
39 | 2018/7/10 | 5,000円 | 123円 | 5,123円 | 5,000円 |
40 | 2018/8/10 | 5,000円 | 63円 | 5,063円 | 0円 |
毎月5,000円ずつ残高が減るので、40ヶ月目で支払いが完了します。
また、月によって日数が異なるため若干の増減はありますが、基本的には残高が減るにつれて手数料も少なくなっていきます。
結果的に、総額5万914円もの手数料を支払うこととなりました。
20万円の買い物にもかかわらず、月5,000円~7,000円の負担で済んでしまうのは確かに魅力的です。
トータル5万円の手数料と引き換えにはなりますが。
もう一つ、気をつけないといけないのが、返済遅れ。
1日でも遅れると、最高7年間はその記録が残り、
住宅ローンや様々なローンや返済利率などに影響を
与えて行きますよ。
私はまず、住宅ローン系が2000万円、カードローンが2つで
100万円、そしてリボルビングがいつの間にか膨らんで40万円
になっていましたが、リボの危険性に気づき、すぐに辞め、
カードローン1社にまとめました。
分散すればするほど、返済期日がいい加減になり、何度か返済が
遅れてしまったため、1社に絞りましたが、メインである住宅
ローンやリフォームローンの方で利息を見直されて高くなると
一気に自己破産となっていくので、まぁローン会社もそんな
リスクの高くなるようなことをあえてしないだろうとは思うものの
さじ加減一つでそういう可能性もあったわけです。
まぁ、とにかくリボルビング払いは、感覚を麻痺させるので
絶対に止めましょう!
リボ払いを終わらせる裏ワザ
残高80万円の場合、利息だけで43万円!?
なかなか残高が減らないのは、
【消費者金融並みに高い】と言われる15~18%の金利のせいなのです。
「まさに地獄」リボ払いの恐怖体験をマンガに。全て払ったと思い込み、またカードで…
オリコのページでは、リボじーさんがあたかも
神様のように描かれていますが、みなさん
気を付けてくださいね。