2歳の少年、第二次世界大戦中の硫黄島を語る ― 前世で殺された記憶を持つ3歳児

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前世について考えたことがあるだろうか? または、過去の記憶や生まれ変わりを信じるだろうか?

一般的に人間の記憶は2歳頃から形成されると言われ、それ以前の記憶は忘れているだけで、母親の胎内にいる時や前世の記憶が残っている可能性があるとも言われている。

しかし、大人が前世を語る場合、商業的、意図的な意味が含まれる場合が多くある。では、何も人生経験を積んでいない小さな子供が、自分とは全く関係のない専門的な話をしたり、遠い過去の話を詳しく話したりするケースは「前世の話」としてどこまで信ぴょう性があるのだろうか。

今回は海外で話題を集めている2人の子供のケースを紹介する。
■戦死したパイロットの夢を見続けた男の子

英紙「Daily Mail」で、わずか2歳から飛行機事故の夢を見続けた男の子の記事を紹介している。

今年で16歳になる彼の名前はジェームズ・レイニンガー君。

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2歳当時。飛行機やGIジョーなど人形を使った戦闘ごっこに夢中 「Daily Mail」の記事より

彼は2歳の頃から、夜中に突然「飛行機が燃えている!」「外に出ることができない!」「墜落する!」ととても小さい子から出るとは思えない言葉を発し、戦闘機が撃ち落とされる悪夢に悩まされるようになった。

母親がジェームス君に「飛行機に何があったの?」と聞くと、「日本人が飛行機を撃って墜落した」のだと言う。

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戦死したジェームス・ヒューストンさん
「Daily Mail」の記事より

幼い彼が知るはずもない第二次世界大戦のことや日本軍に撃ち落とされた自分の記憶、パイロットのメンバーなどを詳細に語り始め、母親がいくつかの戦争が記載された本を見せると、日本の硫黄島を指差し「そこに飛行機が墜落した」と…。

その後に調べると、第二次世界大戦、硫黄島の戦闘でアメリカ人パイロットのジェームズ・ヒューストンさん(奇しくも同じジェームズ)が、1945年3月3日に飛行機の墜落で戦死していたということが判明。

カウンセラーを受診した所、これは輪廻転生で過去の記憶が存在するに違いないという回答を得た。

両親は最初はとても信じられなかったが、息子のあまりにも鮮明な記憶から信じるようになっていったという。

後に戦死したジェームズ・ヒューストンさんの姉にも面会したが、彼女もジェームズ・レイニンガーくんが家族でしか知り得ない話を語ったことから、弟の生まれ変わりに違いないと信じているとのことである。

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ジェームス・ヒューストンさんの姉アンさんと 「Daily Mail」の記事より

悪夢は徐々に見る回数が減っていき、最終的に8歳になるまで続いた。だが、ジェームズ君の記憶は年を取るにつれ次第に薄れつつあり、高校生となった今ではほとんど覚えていないという。

現在の夢はパイロットになることだとテレビのインタビューで語っている。

前世で殺された記憶を語る3歳児

南インドのニュース紙「Daccan Chronicle」は、ゴラン高原(シリアやイスラエルの国境が接する高原)に住む3歳の男の子が自分の前世で殺されたことを語り、なおかつその犯人を知っていると主張したと報じている。

男の子は少数民族の一員で、彼らは霊魂転生を信じており、生まれつきの痣は過去の死因と関係があるのだという。

その男の子は頭部に一筋の長く、赤いアザを持っていた。

男の子が3歳で言葉を話せるようになった時、自分は斧で頭を切りつけられて殺されたと親に語り、村の人々もこの話を深刻に受け止めた。

村のしきたりでは、前世を思い出した子供は3歳になると以前住んでいた家へ連れて行くことになっているのだが、この男の子も前世で住んでいた村に連れて行かれたところ、自分の過去の名前を思い出したという。

そして皆に自分を前世で殺した男を教え、さらにはその凶器の斧まで見つけてしまったのだ。加えて、犯人の名前まで記憶していたため、皆でその男を詰問したところ、男は真っ青になったという。

最後に、その男の子は前世の自分が白骨化して放置されていた場所まで皆を誘導。そこにあった遺体は確かに頭部に傷を負っていて、その箇所はその男の子にあるアザと一致したという…。

…いかがだろうか?

もしかしたら貴方も記憶がないだけで、本当は誰かの生まれ変わりかもしれない…!?
(文=Maria Rosa.S

参考:「Daily Mail」、「Deccan Chronicle」、「Popular Science」ほか

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