クラウドファンディング
多機能な募金サイトやクラウドファンディングサイトが簡単に構築できるWordPress Plugin「GiveWP」
【Resource Sharing】NPO(Nonprofit Organization)、NGO(Non Governmental Organization)などでは、活動のための費用の多くを寄付に頼っており、その寄付は自分たちのWebサイトだけでなくチャリティサイトなどで募っています。
そういった寄付を集めるWebサイトとしては、公益財団法人パブリックリソース財団が運営するGive One、Yahoo! Japanが運営するYahoo! ネット募金、特定非営利活動法人環境アリーナ研究機構が運営するNGOアリーナ、株式会社セプテーニ・ホールディングスの子会社であるgooddo株式会社が運営するgooddo、株式会社 STYZが運営するSyncableなどがあります。
これらの寄付サイトを使う事で、自分たちの活動があまり知られていないNPOやNGOにとっては認知されるメリットがありますが、独自で寄付ができるWebサイトを構築したいと考えている方もおられると思います。
そういった時に役に立つのが、WordPressのPlugin(プラグイン)である「GiveWP – Donation Plugin and Fundraising Platform」です。
目次 [隠す]
- 1 「give」の主な機能
- 2 「Give」のインストールと有効化
- 3 「Give」の基本設定
- 4 寄付フォームの作成
- 4.1 フォームの追加
- 4.2 フォームのオプション(Donation Form Options)
- 4.3 寄付方法(Donation Option)
- 4.4 フォームの表示(Form Display)
- 4.4.1 表示オプション(Display Options)
- 4.4.2 寄付に進むボタン(Continue Button)
- 4.4.3 寄付ボタン(Submit Button)
- 4.4.4 標準の支払方法(Default Gateway)
- 4.4.5 名前の接頭辞(Name Title Prefix)
- 4.4.6 企業からの寄付(Company Donations)
- 4.4.7 匿名寄付(Anonymous Donations)
- 4.4.8 寄付者コメント(Donor Comments)
- 4.4.9 ゲスト寄付者(Guest Donations)
- 4.4.10 会員登録(Registration)
- 4.4.11 ボックス内ラベル(Floating Labels)
- 4.5 寄付目標(Donation Goal)
- 4.6 寄付フォームのコンテンツ(Form Content)
- 4.7 利用規約(Terms & Conditions)
- 4.8 ネット以外での寄付(Offline Donations)
- 4.9 メール通知(Emails Notification)
- 5 寄付一覧(Donations)
- 6 寄付者一覧(Donors)
- 7 レポート(Reports)
- 8 ツール(Tools)
- 9 非常に多機能で有償Add-onも豊富
「give」の主な機能
「GiveWP – Donation Plugin and Fundraising Platform」は、募金サイトを構築するための基本的な機能以外にも豊富な機能を持ったPlugin(プラグイン)です。
例えば、クラウドファンディングサイトで良くある、達成目標をグラフで表示して現在の達成状況を表示する、複数の募金額を設定する、募金の目標金額を設定する、寄付者を会員登録する、レポート機能で募金状況が確認できる、PayPal決済を標準で持っている、というようにかなり多機能なものとなっています。
「GiveWP – Donation Plugin and Fundraising Platform」の主な機能は、以下の通りです。
- 募金の募集機能
- 募金のオフラインでの支払機能、PayPalでの即時支払機能
- 寄付者の会員登録機能
- 寄付のレポート機能
- 寄付者に対するメール送信機能
また、クレジットカード決済機能や各種カスタマイズ機能については、有償オプションで提供されています。
Plugin(プラグイン)のドキュメントは、Add-ons(英語)で、開発者向けのドキュメントはDevelopers(英語)で、ショートコードについてはShortcodesで提供されています。<figure><iframe src=”https://www.youtube.com/embed/5CTOybPCqOk?rel=0&wmode=transparent&wmode=opaque&rel=0″ allowfullscreen=”allowfullscreen”></iframe></figure>
「Give」のインストールと有効化
「GiveWP – Donation Plugin and Fundraising Platform」は、管理画面にあるPlugin(プラグイン)の新規追加からインストールができます。
インストールが完了後、Plugin(プラグイン)を有効化すると、Welcome画面が表示され、サイドバーに「Donations」と表示されます。
Welcome画面にはGive 公式サイト(英語)や機能(英語)、ドキュメント(英語)へのリンクがあり、Getting Startedタブでは使い方の説明が用意されています。
Add-onsタブには、有償オプションの一覧も用意されており、詳細な説明ページへのリンクもあります。
つづきはこちら
Findify
【もやし工房】大規模で本格的なサイトを構築するのであれば、大きなコストをかけて開発すれば良いと思うのですが、1つのプロジェクトのみの資金を集めたり、地方や小規模な産業に特化したクラウドファンディングサイトを構築するのであれば、WordPressで作られたこのテーマを検討してみてはどうでしょうか?と言う話。 目次
WordPressのクラウドファンディング用テーマ
2019/5追記 (お問い合わせいただく前にお読み下さい)
この記事は2013年の情報の為、古くなっています。
かつてはfundifyがテーマ/プラグインを含め頑張っており、この記事の通りサポートも充実していましたが、現在は随分感じが変わってしまっています。その後、IgnitionDeckと言う会社に引き継がれ色々やっていましたが、現在は若干雲行き怪しいです。
2019/5現在ではWooCommerceをベースにしたWP Crowdfundingが頑張っている印象です。
- WP Crowdfunding
https://www.themeum.com/product/wp-crowdfunding-plugin/
https://wordpress.org/plugins/wp-crowdfunding/
このブログ経由で多数の電話問い合わせを頂くのですが、クラウドファンディグという「決済がからむシステム」で、現在の主流がコロコロ変わる体制はなんだか怖いので手を出したくありません。申し訳ありませんが、お電話で問い合わせいただいてもこれ以上の情報はお出しできません。ご了承下さい。
テーマファイル
WordPressの有料テーマFundifyやCampaignifyを使えばクラウドファンディングサイトが作れます。有料とは言えこの機能でこの価格はかなり安い気がします。(ステマっぽい言い方ですが何にも貰ってないです)
- Fundify ($60)
キックスターターやCampFireみたいな元締めサイトを作るテーマ
http://fundifytheme.com/ - Campaignify ($55)
1つのプロジェクトのみの資金をつのるサイトを作るテーマ
http://themeforest.net/item/fundify-crowdfunding-wordpress-theme/4257622
元締めサイトを作るFundify
一つの企画だけで資金を集めるCampaignify
基本はこの有料テーマに加え、
- クラウドファンディングプラグイン(無料)
Crowdfunding by Astoundifyhttp://wordpress.org/plugins/appthemer-crowdfunding/ - 電子決済プラグイン(無料)
Easy Digital Downloads
http://wordpress.org/plugins/easy-digital-downloads/ - 電子決済プラグイン用paypalアドオン($89.00)
Easy Digital Downloads – PayPal Adaptive Payments Add-on
https://www.pluginsandsnippets.com/downloads/edd-paypal-adaptive-payments/
を使用し作っていきます。つまり初期費用は$100ちょっと。
Fundifyの機能
クラウドファンディングの基本的な機能は押さえてあります。
- 目標達成したら引き落とす/されなくても引き落とすの選択
- 目標達成されなかった場合お金を返す機能(後述)
- 支援料によって異なる特典(○○円だったら△△、□□円だったら☆☆など)
- 企画の管理者による承認
- 企画投稿人とサイト運営者の分配率の設定(後述)
- スマートフォン対応(レスポンシブデザイン)
- クレジットカード決済(PayPal経由)
その他詳しくはココのFundify Theme & Plugin Featuresを見てください。
デモ
http://demo.astoundify.com/switcher/?theme=fundify
目標達成されなかった場合お金を返す機能
目標達成されなかった場合お金を返す機能と分配率(元締めは20%の手数料的な奴)の変更はPayPalのAdaptive Paymentsの機能を使っています。
- PayPalアダプティブ ペイメント
https://cms.paypal.com/jp/cgi-bin/marketingweb?cmd=_render-content&content_ID=marketing_jp/AdaptivePayments
事前承認支払い(期限)を使うらしい
決済後ダイレクトに分配するのであればこれ
このサービスを使う条件はこんな感じ
- ウェブペイメントプラスのアカウントが必要(月額3000円)
- このサービス自体の月額費用無し
- 金額を受け取ったときの手数料2.9~3.6%
- 目標が達成できずお金を戻したときの手数料無料
Easy Digital Downloadsプラグインでは様々な決済手段(google checkoutとか)をadd-onでサポートしていますが、「目標達成しなかったらお金を戻す」機能はPayPalに依存しているので、実際には決済はPayPal一択となります。日本人は若干PayPalアレルギーが有ったりするのでその面ではちょっといまいち。
気になる日本語化
2013/09現在 日本語化は全くされていません。えっ そりゃ無いよ…と思われた方も多いかもしれませんが、コストは日本語化の部分だけと思えば(用途によりますが)そこまで高くないのでは無いでしょうか。
サイトにはメッセージに関わる所はほぼ poファイル(翻訳ファイル)に移したぜって書いてあるので、該当ファイル(テーマ+プラグイン)を翻訳すれば日本語化が可能だと思います。Easy Digital Downloadsプラグインに関しては日本語あり、アダプティブ ペイメントプラグインに関しては情報ありません。
日本語化したら是非公式にpullしてください。日本のユーザーが増えればきっと自分にも良いことが有るはずです。
- クラウドファンディングプラグインの翻訳状況
https://github.com/Astoundify/crowdfunding/tree/develop/languages
気になるサポート
買う前、購入後の簡単な質問は下のフォーラムで頻繁にやりとりされてます。何度か書いてみましたが、結構レスポンスは良いなぁと感じました。サポートの方は買ってないので分かりません。
- http://themeforest.net/item/fundify-crowdfunding-wordpress-theme/discussion/4257622
実際このテーマを使って運営してるところ
実際このテーマを使用して運営しているところを探してみました。
公式ページで紹介してくれてもよさそうな物ですが特にそう言うのが無いので、ざっくりgoogleさんにデフォルトでトップページに付いているキーワードで聞いた結果です(←の理由からカスタマイズしていい感じのページは出てこない)。
- Funding Charleston
http://fundingcharleston.com/
期限内に集まらないとキャンセルするタイプ - Fundraisers
http://www.fundstoraise.com.au/ - villageraised
http://villageraised.com/ - Funddler
http://suggeous.com/
成立は少ないけど案件登録はそこそこある Funding Charleston
クラウドファンディングサイトをオープンソースで
WordPressのテーマの以外にクラウドファンディングサイトをオープンソースで作る場合どんな物があるのかを調べてみました。でかいシステムなのでこれに手を入れるのはちょっとしんどそうですが、参考までに。
- GOTEO
http://goteo.org/
https://github.com/Goteo/Goteo
phpで書かれたスペインの奴。ドキュメントの多くはスペイン語。 - Catarse
http://catarse.me/pt
http://github.com/danielweinmann/catarse/
Rubyで書かれたブラジルの奴。情報の多くはポルトガル語。
つづきはこちら